Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
Lesen Sie 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.508 Zeichen · 236 Bildschirme
寝間着だから、ひどいものを着ているというんじゃねんで、普段だってまるで乞食みたいな恰好をしているんです。一家揃ってそうなんで。娘さんなんかもひどい着物をきていて、そいで一向平気で、そこらを歩いていて、「惚太郎」へもそのなりで、うどん粉の残りを貰いにくるもんだから、知らない客などは乞食の娘とよく間違えるんです。――うどん粉は、紙袋貼りの糊に使うんですよ。入れものの底に、うどん粉が残るでしょう。それを「惚太郎」のかみさんが、随分面倒だろうけどトコトンさんのためにというわけで取っておいて、娘さんが毎日貰いにくるのに、やっているんですわ。そんなにして、紙を貼って、この間もそれでためた金を五十円も献納したですよ。
ほう、えらいもんですなと私は言った。ちょっとえらいもんですなと末弘は鸚鵡返しに言って、――そう言えば、出征兵士を送るのなんかも、おッつぁんは大変な熱心さで、でもあんまり熱心すぎてかえってはたで困っちまうところもあるんで。
どういう工合に困るか、末弘春吉の語るところによると、――町内から応召者が出るたびに、彼は立派な歓送旗をつくり、やがて用済みの旗がたまると、それでもって着物をつくった。