Japanische Klassiker mit Furigana
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
Lesen Sie 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.508 Zeichen · 236 Bildschirme
第九回 この青ざめし景色は
――惜しいことをしたな、倉橋君は出るとよかったのに……」
意地悪そうに笑って、
「それはそうと、この間話した浅草の会ですな、K劇場を最初にと思って、瓶ちゃんにちょっと言ったら、ぜひやってくれと喜んでたですわ。宣伝部に話して、会の費用を出させるようにしてもいいってね。――どうです。やろうじゃないですか」
私はあいまいにうなずいて、
「やるんだったら、会費はこっちもめいめいに払うという方がいいですね」
「では、宣伝部が金を出すといったら、それはお酒の方へ回しますかな。――とにかく、ちょっとK劇場の楽屋へ行ってみんですか。小柳雅子が留守だから、倉橋君は行く興味はないですかな」
私はむしろ反対で、小柳雅子が留守なのでその楽屋へ行ける感じであった。前には行きたいと思っても、いざとなるとその楽屋口がくぐれなかったK劇場の楽屋へ、朝野と一緒に今はひるむことなくすなおに入って行ったのだった。
第九回 この青ざめし景色は
いかに、ああ、旅人よ、この青ざめし景色は、青ざめし汝みずからをうつすらん。
ヴェルレーヌ
前にちょっと書いたように、楽屋は舞台裏の三階にある。その楽屋へ行くべく、暗い急な階段を昇って、二階と三階の間の狭い踊り場に行きついたときちょうど、――私の先に行った朝野は、すでに三階に姿を消していたが、――ちょうどそのとき、暗い