Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

いかなるほしのもとに

如何なる星の下に

高見 順

Lesen Sie 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.508 Zeichen · 236 Bildschirme

Aozora Bunko

いやほっとしたので、憎まれ口を叩く元気も出たのだろう。私も、――私の意気消沈も、朝野のこの一撃でついに底をついた感じで、逆に不思議な元気が出てきた。その場かぎりの元気ではない。この半年ばかりずっと私が落ち込んでいた低迷状態からようやく浮き上ることができそうな、そんなありがたい頼もしいしんの感じられる元気であった。

「こんなざまじゃ、K劇場の連中が大挙して来た場合、それはそれでまた恥をかくところでしたな」

この朝野の言葉はもっともだった。

「では、はじめますかな」

朝野は女中に言うため立ちかけて、

「――実は今日、合羽橋通りで但馬に会ったですよ。もしかすると、あいつ、この会に来やしないかと思ったが……」

「ほう、但馬滋がね」

「彼のかみさんが、彼を東京へ呼び寄せたらしい」

「呼び寄せた?」

「但馬がそう言っていた」

朝野は私の顔をマジマジとみつめて、

「但馬に救いを求めたらしいですな。僕はちっとも知らなかったが、倉橋君は彼のかみさんにも触手を延ばしていたんだそうですな」

にもに力を入れて、

「姉妹二人に同時に触手を延ばすとは、いや達者なもんですな」

「朝野君」

「言葉が過ぎたですかな。