Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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いかなるほしのもとに

如何なる星の下に

高見 順

Lesen Sie 如何なる星の下に (いかなるほしのもとに) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.508 Zeichen · 236 Bildschirme

Aozora Bunko

「こんなわけのわからない、しとを馬鹿にした話ッて、ありゃしないわ。――入った当座は、早く前列に出たいと思って、――前列というのは踊りの前列、――ダンシング・チームのなかでの、まあ幹部というところね、――それを最初は望みにして踊っているけど、さて何年か経って、やっとこさ前列になったところで、なんのことはない。それでおしまい」――芝居の方に移らないと幹部に出世できない。そして移りたくてもまたそこには人がつまっていてなかなか割り込めない。踊りはうまいが、芝居は下手というようなのは、年がいくと共に腐って、やめてしまう。やめるそばから、若い子が入って来て、そんなのが顔が綺麗だったりするとたちまち人気を呼び、そうした子が、碌すっぽ踊れないのに人気のために天狗になって古い先輩を軽蔑し、しかも踊りとなると舞台で踊りながら「二二三四、三二三四」などと客席に聞えるような声で計算していたりするのの隣で、踊っていると、なんとも馬鹿臭く腹立たしく、「――やめちまえ」ということになる。たとえ出世は駄目でも、好きな踊りは踊っていたいと思っても、そんなことで、どうしてもやめたくなる。