Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

Lesen Sie 孤島の鬼 (ことうのおに) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 181.795 Zeichen · 359 Bildschirme

Aozora Bunko

「七宝の花瓶には、一体どんな意味があるんです」

「俺の想像が間違っていなかったら、まだ確めた訳ではないけれど、実に恐ろしい事だ。前例のない犯罪だ。だがね、恐ろしいのは花瓶丈けじゃない、もっともっと驚くべき事がある。悪魔の呪いといった様なものなんだ。想像も出来ない邪悪だ」

「一体、あなたには、もう初代の下手人が分っているのですか」

「俺は、少くとも彼等の巣窟をつき止めることは出来た積りだ。もう暫く待ち給え。併し俺はやられてしまうかも知れない」

深山木は、彼の謂う所の悪魔の呪いにでもかかったのであるか、馬鹿に気が弱くなっていた。

「変ですね。併し、万一にもそんな心配があるんだったら、警察に話したらいいじゃありませんか。あなた一人の力で足りなかったら、警察の助力を求めたらいいじゃありませんか」

「警察に話せば、敵を逃がしてしまう丈けだよ。それに、相手は分っていても、そいつを上げる丈けの確かな証拠を掴んでいないのだ。今警察が入って来ては、却って邪魔になるばかりだ」

「この手紙にある例の品物というのは、あなたには分っているのですか。一体何なのです」

「分っているよ、分っているから怖いのだよ」