Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ジェンナーでん

少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか

小酒井 不木

Lesen Sie 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.799 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

やがてドンと一発!

おお! 赤い旗が上下に! 揺れる揺れる。

わッ! という歓声は天地を轟かしました。日本士官は思わずも抱き合って踊り上がりました。しばらくはすべての人の拍手が鳴りやまなかったのであります。この光栄、この名誉!

ついで第二回目になりました。第一番のドイツ人はみごとにあてました。それからあたらぬ人とあたった人が相伯仲し、最後にM大尉の番になりました。人々はいっせいに注目しました。

ドン!

ああ、あわれ、黒い指示器が。

士官たちの歎き! けれども当のM大尉はすこしも落胆しないのみか、にっこりとしておりました。

ついで第三回。その結果二十点を取ったものはドイツ人とフランス人が一人ずつで、スペイン人が零点。あとは十点ずつでした。もしM大尉があてれば、三人の決選になります。

そのときの応援士官の心持ちはどうでしたでしょう。日本の名誉はこの一発にかかっております。

ところがです。あわれにも第三回の発射には黒い指示器が左右に振られたのであります。

審判官はまさに宣言をくだそうとしました。

そのときM大尉はつかつかと進みよって、りゅうちょうなフランス語で大声に申しました。