Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さこんのいかり

左近の怒り

坂口 安吾

Lesen Sie 左近の怒り (さこんのいかり) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 47.454 Zeichen · 95 Bildschirme

Aozora Bunko

なんしろ天下に身寄りのない風来坊だから、タンテイだの新聞記者がどんな解釈でもつけますよ。とにかく金庫爆破の犯人としては天下に夏川さんぐらい適当な人物はいなかったわけだね。大竜出版の唯一のしかも新入りの社員で、素性がハッキリしないんだからね。名タンテイ・タコスケの原子眼は見透しですよ」

「そこまで分るはずはなさそうだな」

「わかるはずがあるんです。悪いことはできないものさ。葉子さんをユーカイした玉子が住田の隠れ家へ到着するとにわかに急病になって倒れたんです。医者が二三十本もカンフルをうって持ち直したそうですが、看病の葉子さんに玉子が告白したんです。天罰とみて怖れたんだそうですよ。夏川さんに爆破させるはずの金庫はこの隠れ家の金庫で、爆破のあとで犬に噛み殺させる手筈だったということをね。そして白雲荘も住田の身内の別荘だと教えてくれたそうです。してみれば一目リョウゼンですよ。金庫爆破の張本人は住田その人さ。夏川さんが大竜出版の新入社員と知ってるのは住田だけですからね。そして玉子は実は住田の二号なんです。してみればこの筋書を書いた者は住田以外にありッこないのが判明するじゃありませんか。