Japanische Klassiker mit Furigana
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いくどめかのさいご
幾度目かの最期
久坂 葉子
Lesen Sie 幾度目かの最期 (いくどめかのさいご) von 久坂 葉子 (くさかようこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.392 Zeichen · 64 Bildschirme
青白き大佐は大人だから、私は安心していることが出来るのです。それに恋情も愛もないのですからおだやかでいられるのです。然しどんなに不安な気持があっても、どんなにつらい生活でも、鉄路のほとりと共に送りたいと思いました。さて小母様。私は一軒ののみ屋に借金があったので、丁度父からおこづかいをもらいましたので、はらいに行ったのです。と小母様、そこのママさんが、云うのです。昨夜、鉄路のほとりが一人でのんで行ったと。私はびっくりしました。家では、彼から電話がかかったとは教えてくれませんでした。まさか昨夜来ているとは知りませんでした。私はすぐに駅へゆき、電報をうちました。二四ヒスマヌ アスアサデ ンタノム。私はそれから、研究所の忘年会へ出席しました。ものすごくのみました。鉄路のほとりは、私と青白き大佐が歩いていたのをみかけたのでしょうか。私は、偶然のいたずらに、ひどく気持をくらくして帰りました。どぶろくをたくさんのんだので頭ががんがんし、私はすぐに寝てしまいました。翌朝、二十六日、私はこちらから、京都へ電話しました。彼は出た後でした。もう電話がかかるか、もうかかるかと、その日一日、いらいらしてました。