Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

なにか、がんじょうな大きなわなをこしらえて、あいつをとらえるのです。大きな鉄のあみのようなものですね。ネズミとりのあみを、何百倍も、でかくしたような……。」

北村青年の意見は、じつに、とっぴでした。しかし、よく考えてみると、そうでもしなければ、コウモリとトカゲのあいの子みたいな、あの怪物をとらえることは、むずかしいでしょう。

「ピストルで殺してしまっては、なにもたずねることができません。それよりも、いけどりにして、いったい、どの星からやってきたのか、地球へ、なにをしにきたのか、また、その星の世界には、どんな動植物があるのか、科学はどれほど進歩しているのか、などのことを、オリの中の怪人にたずねて、地球の人間の知恵をひろくするほうが、どれほど、ためになるかわかりません。それには、怪人を殺さないで、いけどるほかはないのです。」

「それについては、ぼくたちも、いろいろ相談しているのだが、大きなわなをしかけるというのは、たしかにおもしろいね。だが、あいては星の世界のやつだから、われわれには、想像もできないような、知恵と力をもっている。どんな、がんじょうなわなをこしらえても、あいつは、逃げてしまうかもしれないがね。