Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
しかし、うちの先生は、えらい学者だよ。先生の発明を見たら、きみはきっと、びっくりしてしまうよ。」
うつくしい少年は、さも、ほこらしげに言うのでした。
「ねえきみ、ぼくは、さっき、ここでひとりでまっていたとき、だれかが、すぐ近くにいるような気がしたんだよ。へんだねえ。この部屋には、かくし戸でもあるんじゃないかい。」
「かくし戸もあるよ。しかし、きみがさっき、だれかいると思ったのは、ぼくだったのさ。」
「エッ、きみだって。きみ、どこにかくれていたの?」
小林君がびっくりして、たずねますと、少年は、ニヤニヤ笑いながら、かべにはめてある、大きな鏡を、ゆびさしました。
「この中だよ。」
「エッ、鏡の中だって?」
「そうじゃない。この鏡の、むこうがわの部屋にいたんだよ。この鏡は、こちらから見れば、ふつうの鏡だけれど、うらから見ると、この部屋の中が、すっかり見すかせるんだよ。あちらの部屋にいれば、この鏡は、大きなガラス窓と、おんなじなんだ。それで、ぼくは、この鏡のむこうがわから、しばらく、きみのようすを、ながめていたんだよ。だもんだから、きみは、近くに人がいるような気がしたんだ。