Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
そして、たちまち、とっくみあいが、はじまりました。上になり下になり、ころげまわっています。まるで、すもうのテレビでも見ているようです。
けっきょく、背広のほうが勝ちました。ルンペンは、くみしかれてしまったのです。そして背広の人は、ポケットから手錠をとりだすと、パチンと、ルンペンの手にはめてしまいました。
「ハハハ……、これは宇宙怪人とは、かんけいがない。わしのうちの庭へ、しのびこんできたどろぼうだよ。さすがは刑事君、みごとにつかまえたね。わしのうちは、森の中にあって、塀もひくいものだから、よく、あんなやつが、はいってくる。たいしたどろぼうじゃない。あきすねらいだよ。」
そのときです。小林君がテレビから、ちょっと目をそらすと、その目のすみに、へんなものが、うつったのです。小林君は、「オヤッ。」と思って、そのほうを見なおしました。
それは、部屋の一方のガラス窓でした。あの水族館のようなガラス窓でした。その窓のそとには、なんだか、えたいのしれない、きみの悪いものが、うごめいていたのです。
小林君が、ゾッとしたような目つきで、そのほうを見つめているので、博士も助手の美少年も、そちらへ目をやりました。