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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし、どうして、思いしらせるのでしょう。あいてが、潜航艇にしがみついてしまっては、手も足もない機械ですから、はらいおとすことも、どうすることもできません。怪物は、うまい戦法をとってきたものです。

ところが、虎井博士は、こういうさいにつかうために、さいごの武器を用意していました。さすがは天才発明家です。あらゆるばあいが考えてあったのです。

小林君が、こんどは、どんなことがおこるのかと、ドキドキしてみていますと、また、シューッという、はげしい音がしました。へさきのほうから、サーッと、まっ黒なものが、とびだしました。そして、それが、まるでポンプが水を出すように、いつまでもつづいているのです。発射されたのは、おびただしい、まっくろな液体だったのです。

その液体は、発射されて、しばらくすると、モヤモヤと黒雲のように、海水の中にひろがりました。艇は、その黒雲のまっただなかへ、つきすすんでいくのです。つまり、潜航艇ぜんたいが、黒い液体につつまれてしまったのです。

あとで聞いたのですが、この液体は、おそろしい猛毒を持っているのでした。黒雲のような中に、はいったさかなは、たちまち死んで、うきあがってしまうそうです。