Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
「いや、いや、明智先生にたいして、けっして、そんな失礼なことはしませんよ。」
と、ニヤニヤ笑いながら、テーブルの方へ近づいてくるのでした。
博士と明智探偵とが、あいさつのことばをかわして、イスにかけますと、そこへ、れいの美少年の助手が、コーヒーをはこんできました。
「明智先生、きょうは、なにかよい話を、もってきてくださったということで、わしは、たのしみにしておりましたよ。宇宙怪人のかくれがが、わかったのですか。」
博士がたずねますと、明智はニコニコして、
「そうです。かくれがを見つけたところではありません。宇宙怪人は、もう二どと、すがたをあらわさないのです。」
「ホウ、それはまた、どういうわけで?」
博士が、ふしぎそうな顔をしました。
「さっきから、窓のそとが、さわがしいようですね。なにか、かわったことが、おこったのではありませんか。」
明智は、そういって、へやの一方の窓のそばへ歩いていきました。すると、庭のむこうから、見はりをつとめている刑事のひとりが、かけよってきました。
「円盤です。円盤です。空とぶ円盤が、あらわれました。隅田川の船の人たちが見つけて、あんなにさわいでいるのです。