Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

中にはアッと声をたてて逃げだそうとしたものさえあります。

「よろしい、電灯をつけてください。いま、たねあかしをします。」

パッと電灯がつきました。明智は、ツカツカと窓のところへ行って、ブラインドをあげました。そして窓から首をだして、

「それを、ここへ持ってきたまえ。」

と声をかけますと、くらやみの庭のむこうから、ひとりのせびろの男が、手に、大きな黒い箱のようなものを持って、窓の方へ近づいてきました。明智は、窓ごしにその箱を受けとって、へやの中の人々に見せました。

「これは幻灯器械です。ぼくの助手が、庭の木の中にかくれて、庭の電灯からコードをつないで、いまの影をうつしたのです。影は動くようになっているのです。いつか、平野ゆりかさんのへやのしょうじに、これとおなじ影がうつりました。いとこの人が、とびついていって、しょうじをあけたが、そこには、なにもいなかったので、星の世界の魔法だといって、さわがれたものです。あれは魔法でもなんでもない、かんたんな手品でした。いまと同じように、幻灯で影をうつしたのです。」

怪人あらわる

明智探偵は、ことばをつづけました。

「もうひとつ、これと似たようなふしぎがありましたね。