Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

のを待受けて居ました。母は孝助に別れ、越後屋五郎三郎方へ帰りますと、五郎三郎は大きに驚き、

五「大層お早くお帰りになりました、まだめったにはお帰りにならないと思っていましたのに、存じの外にお早うござりました、それでは迚も御見物は出来ませんでございましたろう」

母「はい、私は少し思う事があって、急に国へ帰る事になりましたから、奉公人共への土産物も取っている暇もない位で」

五「アレサなに左様御心配がいるものでございましょう、お母さまは芝居でも御見物なすってお帰りになる事だろうから、中々一ト月や二タ月は故郷忘じ難しで、あっちこっちをお廻りなさるから、急にはお帰りになるまいと存じましたに」

母「さアお前に貰った旅用の残りだから、むやみに遣っては済まないが、どうか皆に遣っておくれよ」

と奉公人銘々に包んで遣わしまして、其の外着古しの小袖半纒などを取分け。

五「そんなに遣らなくっても宜しゅうございます」

と申すに、

母「ハテこれは私の少々心あっての事で、詰らん物だが着古しの半纒は、女中にも色々世話に成りますからやっておくれ、シテお國や源次郎さんは矢張奥の四畳半に居りますか」