Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

ゆえ、萩原も伴藏夫婦には孫店を貸しては置けど、店賃なしで住まわせて、折々は小遣や浴衣などの古い物を遣り、家来同様使っていました。伴藏は懶惰ものにて内職もせず、おみねは独りで内職をいたし、毎晩八ツ九ツまで夜延をいたしていましたが、或晩の事絞りだらけの蚊帳を吊り、この絞りの蚊帳というは蚊帳に穴が明いているものですから、処々観世縒で括ってあるので、其の蚊帳を吊り、伴藏は寝※を敷き、独りで寝ていて、足をばた/\やっており、蚊帳の外では女房が頻りに夜延をしていますと、八ツの鐘がボンと聞え、世間はしんと致し、折々清水の水音が高く聞え、何となく物凄く、秋の夜風の草葉にあたり、陰々寂寞と世間が一体にしんと致しましたから、此の時は小声で話をいたしても宜く聞えるもので、蚊帳の中で伴藏が、頻りに誰かとこそ/\話をしているに、女房は気がつき、行灯の下影から、そっと蚊帳の中を差覗くと、伴藏が起上り、ちゃんと坐り、両手を膝についていて、蚊帳の外には誰か来て話をしている様子は、何だかはっきり分りませんが、何うも女の声のようだから訝しい事だと、嫉妬の虫がグッと胸へ込み上げたが、年若とは違い、もう三十五にもなる