Japanische Klassiker mit Furigana
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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
吉野 作造
Lesen Sie 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず (けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず) von 吉野 作造 (よしのさくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.839 Zeichen · 169 Bildschirme
人才集まらざれば勢力帰せず、勢力帰せざれば自ら有為の才を自家勢圏の外に逸する。かくては因果相廻りて責任内閣の制度は十分にその妙用を発揮することが出来ないのである。今日の有様ではいかに下院が威張っても駄目である。いかに下院を重んず可しとの説を叫んでも実際の勢力はこれに具わるまい。この点において我々は一方には大いに議員諸士の自重奮励を求め、また天下の国民に向っては、選挙にその途を謬らず且つ自家選出の代議士を直接間接に鞭撻して怠らざらんことを切望せざるを得ない。もしそれ元老その他の高級政客に向っては、超然として高処し、徒に下院を罵倒して民衆の代表的勢力を蔑視するの態度を執る事なく、彼らもまた国民として我々と同様に、国家のために下院をして重からしむる所以の途に協力せられん事を希望せざるを得ない。
(『中央公論』大正五年一月号初出)