Japanische Klassiker mit Furigana
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「われらのしじょうそうだん」
「我らの誌上相談」
宮本 百合子
Lesen Sie 「我らの誌上相談」 (「われらのしじょうそうだん」) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.040 Zeichen · 16 Bildschirme
ですから、例えば工場でお父さんが十五年も働きつづけ、機械にはさまれ死んだとしても、会社は半年ももたない涙金をくれるぎり。あとは母親と娘、息子でやっとこ生きて行かねばならぬ。だから、どうしても父親のない後の母親などは、娘の重荷になる。若い男にしろ、女房は亭主のものと思う古い風習がのこっているところへ、この頃の不景気では女の母親の世話までひきうけるほど給料はとれない。そこに辛いところがあるのです。
世の中がかわって、永い間働いた者の妻は夫の死後一生扶助料を政府から貰えるように、夫と妻との権利は平等であるように、養う親持ちの場合は、そのことを政府が考えて助けてくれるような社会にならなければ、女は若くても年とっても安心な暮しは出来ません。
兵役にしろ、大切な働きてを一年も二年もとりっぱなしで、オイチニ! オイチニ! とばかりやるし、本はろくなのがよめず、家業は忘れる。あとにのこって苦労するのはあなたのように、多くの場合女です。これもブルジョア社会のつらさです。
働くものの国ソヴェト同盟では、こういうことで苦しむ女はなくなりました。国全体が働く者によって働くものの幸福を真先に考えつくられているから、或る年限真面目に働けば年とって独立に暮らせるだけの扶助料を国家が出してくれます。