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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていごじょうほう

改訂御定法

山本 周五郎

Lesen Sie 改訂御定法 (かいていごじょうほう) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.422 Zeichen · 58 Bildschirme

Aozora Bunko

直衛は静かな口ぶりで反問した、「おまえたちはめしを食うのに、箸を使うか指を使うか」

岡倉は伴れの四人と眼を見交した。

「それは、――」と岡倉が用心ぶかく云った、「物によっては指で摘んで喰べることもあるでしょう」

「めしを喰べるのに、ときいているんだ」

「それとこれとなにか関係でもあるんですか」

「訴えられた人間を呼び出さずに裁きをしろというのは、客の面前で箸を使わずにめしを喰べろと云うようなものだ、たとえ侍たりとも、不正無道なおこないがあれば訴えることができると、御定法にはっきり示されている以上、矢堂を呼び出さずに裁きはできない」

「それはそうでしょうが」と岡倉は直衛の言葉を遮って云った、「あなたは御定法の改新には反対だったのでしょう」

直衛は相手の眼をするどくみつめながら云った、「それを覚えているなら、おれがどんな裁きをするかも想像はつくだろう、もし想像しなかったのなら、これから想像してみるんだな」

そして彼はそこをはなれようとしたが、ふと振返ってかれらを見た。

「ひと汗ながしたいんだが」と直衛は云った、「誰か相手にならないか」

岡倉がすぐに「私がお相手しましょう」