Japanische Klassiker mit Furigana
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しんこざいくれんがのみちすじ
新古細句銀座通
岸田 劉生
Lesen Sie 新古細句銀座通 (しんこざいくれんがのみちすじ) von 岸田 劉生 (きしだりゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.580 Zeichen · 45 Bildschirme
を再び生むことはむずかしい事だと思える。
こういう風に、私は趣味というものをみている。そして私は、画人の事だから、どうしても、合理的社会よりも、趣味を愛する。どちらを愛するのが正しいか、どっちでもないと思える。そして今日ではまだ/\趣味を愛する心の方が、より深きものを蔵する心であるといって強ち付会ではない様な気がする。
どう考えてみても、私は西洋の審美より、日本の審美の方が深く渋いと思える。女の姿形は更なりその顔の味からいっても、二た昔前の美妓の写真と今日のモダン美人との顔では美しいということは同じでもその美の味に深浅、渋甘、の大きなへだたりがある。
モダンの美には「静」がない。これは世相の反映である。モダンの美は、いそがしい美である。瞥見の美である。目を撃つ美で、観照すべき美ではない。ぬれ羽色の髪に、つげの櫛の美しさは見れば見る程味の出る美である。断髪や、耳かくしの味は人をして見さしめる美であって、味わわしめない。それに髪の美ではなく顔の美のための髪の形づくりである。切れの長い面長に、うす化粧した顔は見る程に味の出る顔である。しかし、頬べにを赤くさし、眼のふちを色どり、くちびるを赤くした顔は男を引きつける美しさはあるが、長く味わう事は出来ない。