Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しんこざいくれんがのみちすじ
新古細句銀座通
岸田 劉生
Lesen Sie 新古細句銀座通 (しんこざいくれんがのみちすじ) von 岸田 劉生 (きしだりゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.580 Zeichen · 45 Bildschirme
銀ぶら道中記(八)
一体に東京のうまいものは、本式の料理よりは、ざっかけないものに多い、天ぷらは今日では料理だと思っている人が多いが、あれは料理とはいえまい。すし、そば、天ぷら、蒲焼等はどうしても、茶の湯の盛んな上方では駄目である。
この横町を入れば、誰の目にも歌舞伎座の大建築が見える。が私はこの建物を美しいとどうも思えない、和風の様式と洋風の材料が融合していず、色も不快で第一和風そのものの好みが概念的で、少しも内からの美が見えない。
銀ぶら道中記(八)
歌舞伎というものは江戸で生れ、江戸で栄えたものであって、江戸歌舞伎の芝居小屋というものの持つ味は、実にこん然と歌舞伎と融け合った感じである。如何にもデヤッとして、それでいてどこか垢がぬけている。私としてはコンクリートでいいからやはり、歌舞伎座は思い切って、江戸風の大芝居の形にしてもらい度かった。がそれはそれとして、どうも歌舞伎座の形は美しくない。破風造りなども概念的な感じがしていやだ。内部も私は好まない。これに比べれば新橋演舞場の方がまだ、下手なライト式ではありながら、素直に西洋風になっているだけでもいやみがなくていい。