Japanische Klassiker mit Furigana
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
Lesen Sie 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.620 Zeichen · 196 Bildschirme
に思う。大和魂に加うるに、ただ今御話のあった日本人が一致協力してやるという美風を益々盛にしたい。そこでなお露西亜の俘虜の言うたことで思い出したのは、ヴイレンを訪問した時に私が氏に尋ねたのに、あなたが名古屋や松山を御覧になって日本の家屋が大層露西亜の家屋に比べて弱くって窓もなく開けッ放しになっているのがさぞおかしく見えるであろうと言うた時に、ヴイレン大尉の言うたことが面白い。名古屋を散歩して見ると家が皆開いている、台所の隅までも能く見える、そこで私はこういう感情が起る、日本人は天子様がお父さんであって皆兄弟分で喧嘩もしなければ泥棒もなし、開けッ放しで皆一家族の風なり、と言うた。なるほど良い所へ気が付いた、これも今後さようにありたい。そこで今後国民としては、一方には大和魂の枠を発揮すると同時に挙国一致の精神を児童に吹込むことが肝要で、吾々教育の任に当る者がその精神で自らも協同して修養的教育を受けなければならぬと思う。
私はこの教育家が教育をするには第一先刻から申上げまする如く修養的教育を自分で務める必要が専らあると感じます。何時も生徒に対して話をする際にも、自身にまだ足らぬ足らぬと思うことが始終あります。