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Japanische Klassiker mit Furigana

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しんのあいこくしん

新渡戸稲造論集

新渡戸 稲造

Lesen Sie 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.620 Zeichen · 196 Bildschirme

Aozora Bunko

この読書力というものは恐ろしいもので、書物を読む力さえあれば、大概な問題が湧いても、どうかこうかそれに判断を下すことが出来る。私は農学を知ッておるような顔をしている、ところがいろいろな事を持ッて来る、大根にやる肥料はどんなのがようございましょうなんとかいうのがある、私が作る大根は筋ッぽくッていかぬ、とてもあなた方の養生にはなるまいと思うような大根が出来る、そこでこれを工夫して本を開けて見ると、ちゃんと書いてある。私より怜悧な人が沢山世の中におる、大根の肥料の法を永い間研究しておる。ちょッと馬鹿じみた人に思いますけれども、怜悧な人が世の中におる、その人の言うことを聞いて作ると、とても私が講釈で言うような筋ッぽい大根ではない、しばしば私は質問に答えるに苦し紛れに、本を読んで、それで間に合わせた事がしばしばどころではない始終それでやッておる、間に合うことが多い。先書物を読む力があれば、世の中の事は大概間に合ッて行く。故に私はこの卒業せらる方々に能記憶して戴きたいと思うことは、書物を読む力を失わぬようにせねばならぬことで、もうこれで安心だ、もう学校も卒業したからして、これで学者になッた、この巻物だか紙だか何だかある、これを持ッていさえすればよい、もう極楽浄土というような考ではいかぬ、ある尼でしたね、何とかいう、