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Japanische Klassiker mit Furigana

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あゆむ

日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)

戸田 豊子

Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三) (あゆむ) von 戸田 豊子 (とだとよこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.183 Zeichen · 44 Bildschirme

Aozora Bunko

「それはそうと――」急にまじめになり乍ら、「郷里の方の立入禁止、いよいよ激化したらしいの、巡査や区長が燃えさしの薪でぶん殴られたなんて痛快ね、そのうち新聞を送ってくれる筈になってるけど」

「向うの方にはなかなかいい闘士がいるらしい――」

「そう、――私も向うで働かせて貰おうかとも思ってるんだけど。一日頸をたれて、カタカタ、カードを鳴らす……それもてんで無意味な仕事でしょう……つくづく嫌になるわ」

「こっちの仕事をやる気なら東京でもいくらも働けるさ」

それから、クスッと笑って、

「郷里へ帰ったら息子とも闘わざるを得ないね」

「息子? 地主だから? 馬鹿にしてるわ、あんな小さいもの」

「小さいたって地主は地主さ」

「彼の意識するとせざるとに係らず――ですか、そんなこと問題じゃないわ、だけど地主の血って妙なものでね、――死んだ山本がね、村にいた頃」

とも子は、自分にもそんな時代があったということを、不思議な訝しいような気持で回顧した。

「私はつまり、地主ののら息子が引張って行った雛っ子みたいな女でしかなかったんだわ――」

山本はルパシュカを着たり、モーニングを着たり、貧乏人の娘と結婚したり、政治屋として成功した親父を軽蔑したりする様なニヒリストだったが、地主の家に育っただけに、