Japanische Klassiker mit Furigana
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えきのうらないしてかねとりだしたること
易の占いして金取り出したること
南方 熊楠
Lesen Sie 易の占いして金取り出したること (えきのうらないしてかねとりだしたること) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.696 Zeichen · 6 Bildschirme
一〇に、「復次、阿難のいう。譬うれば長者、財産多饒にして、諸子息なく、ただ一女あるのみ。この時、長者百歳を過ぎ、みずから朽邁して死なんとすること久しからざるを知る。わがこの財宝は、男児なき故に、財はまさに王に属すべし、と。かかる思惟を作し、その女子を喚び、ひそかにこれに告げていわく、われ今宝あり、宝中の上なるものはまさにもって汝に遺すべし、汝この宝を得れば密蔵すること堅からしめ、王に知らしむることなかれ、と。女、父の勅を受け、摩尼珠および諸珍宝を持って、これを糞穢に蔵す。室家大小とも、みなまた知らず。世の飢饉に値い、女の夫、妻に告ぐらく、わが家貧窮して衣食に困しむ、汝は他へ行き自活の処を求むべし、と。妻、夫に白していわく、わが父の長者、命終に臨める時、宝をもってわれに賜い、今某処にあり、君これを取るべし、と。時に夫掘り取って、大いに珍宝と如意珠を獲。如意珠を持って焼香礼拝し、まず願を発していわく、わがために食を雨らせよ、と。語に随ってすなわち百味の飲食を雨らす。かくのごとく種々のもの意に随って宝を得。時に夫、得おわって、その妻に告げていわく、卿は天女のわれに宝を賜うがごとし、汝この宝を蔵せるをわれなお知らず、いわんやまた他人においておや、と」