Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
心に力があるから、どのような養子も出来る、添寝をせぬのは実は文治郎がお前を思う故に、情(なさけ)の心からだ、又首尾能(よ)く為終(しおお)した上では、縁あって来た者故添い遂げらるゝこともあろうかと考える、何事も右京太夫の家来の藤原と相談してお母様を頼む、何卒(どうぞ)情(つれ)ない男と思いなさるな、天下のため命を棄てるかも知れぬから」
町「はい能く打明けて仰しゃって下すった」
と袖(そで)を噛んだなりで泣き倒れましたが、暫くあって漸々(よう/\)顔を上げまして、
町「旦那様、そう云うことなら決してお止め申しませんが、何卒(どうぞ)私(わたくし)の申しますこともお聞き遊ばして下さいまし」
文「何(なん)でも聞きます、どう云うこと」
町「はい、私(わたくし)が此方(こちら)へ参りましてから、貴方はお癇癖が起って居(お)る御様子、寛々(ゆる/\)お話も出来ませんが、貴方にお恵みを受けました親父(ちゝ)庄左衞門は桜の馬場で何者とも知れず斬殺(きりころ)されましたことは御存じございますまい」
文「えー……それは知らねど……どうも思い掛けない、何時(いつ)のことで……フーン後月(あとげつ)二十七日の夜(よ)に桜の馬場に於(おい)て何者に」