Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶしゅうこうひわ
武州公秘話
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 武州公秘話 (ぶしゅうこうひわ) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.572 Zeichen · 209 Bildschirme
「見し夜の夢」の作者妙覚尼は武州公の容貌、風采、体格等についてしば/\語っているのであるが、それに依ると、「瑞雲院さまはおん顔のいろくろがねの如く、筋骨のたくましきことは萬人にすぐれておはしましけれども、おん身のたけ高からず、宍付横にふとくおはしましき」とあり、又或るところでは、「御眼のひかりするどく、頬のほねたかく、唇の肉あつくして、おん身のたけにくらぶるときはおん顔大きくおはしまし」とも云っている。されば幼少の頃は兎も角も、元服をした前後からはあまり身の丈が伸びなかったことが推定される。蓋し、父輝国のせいの高さが少年の彼と同じであったのを考えると、背の低いのは親譲りだったのであろう。が、妙覚尼も云う通り図抜けて大きい彼の魁偉な容貌が、その身長との不釣り合いのために一層人を威壓したことは、想像に難くない。
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かくして法師丸は父の字名の一字を貰って河内介輝勝と名のり、同じ年の夏には一閑斎に従って箕作城の城攻めに加わり、早くも初陣の功を立てた。その合戦に彼は敵の侍大将堀田三左衛門の首を討ち取ったばかりでなく、先頭に立って塀を乗り越え城中に跳り入ったので、「河内介を討たすな/\」