Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Lesen Sie 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.269 Zeichen · 223 Bildschirme
」
「だまれ、無礼もの、その方などの口を出すところでない。」柏の木大王がぶりぶりしてどなりました。
「なんだと、にせものだからにせものと云ったんだ。生意気いうと、あした斧をもってきて、片っぱしから伐ってしまうぞ。」
「なにを、こしゃくな。その方などの分際でない。」
「ばかを云え、おれはあした、山主の藤助にちゃんと二升酒を買ってくるんだ」
「そんならなぜおれには買わんか。」
「買ういわれがない。」
「買え。」
「いわれがない。」
「よせ、よせ、にせものだからにせがねのメタルをやるんだ。あんまりそう喧嘩するなよ。さあ、そのつぎはどうだ。出るんだ出るんだ。」
お月さまの光が青くすきとおってそこらは湖の底のようになりました。
「わたしのは清作のうたです。」
またひとりの若い頑丈そうな柏の木が出ました。
「何だと、」清作が前へ出てなぐりつけようとしましたら画かきがとめました。
「まあ、待ちたまえ。君のうただって悪口ともかぎらない。よろしい。はじめ。」
柏の木は足をぐらぐらしながらうたいました。
「清作は、一等卒の服を着て
野原に行って、ぶどうをたくさんとってきた。
と斯うだ。だれかあとをつづけてくれ。