Japanische Klassiker mit Furigana
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme
そんなに思ッてるとこだものヲ、お前さんが御免にお成りだと聞いちゃア私は愉快はしないよ、愉快はしないからアア困ッた事に成ッたと思ッて、ヤレこれからはどうして往く積だ、ヤレお前さんの身になったらさぞ母親さんに面目があるまいと、人事にしないで歎いたり悔だりして心配してるとこだから、全躰なら『叔母さんの了簡に就かなくッて、こう御免になって実に面目が有りません』とか何とか詫言の一言でも言う筈のとこだけれど、それも言わないでもよし聞たくもないが、人の言事を取上げなくッて御免になりながら、糞落着に落着払ッて、出来た事なら仕様が有りませんとは何の事たエ。マ何処を押せばそんな音が出ます……アアアアつまらない心配をした、此方ではどこまでも実の甥と思ッて心を附けたり世話を焼たりして信切を尽していても、先様じゃア屁とも思召さない」
「イヤ決してそう言う訳じゃア有りませんが、御存知の通り口不調法なので、心には存じながらツイ……」
「イイエそんな言訳は聞きません。なんでも私を他人にしてお出でに違いない、糞老婆と思ッてお出でに違いない……此方はそんな不実な心意気の人と知らないから、文さんも何時までもああやッて一人でもいられまいから、来年母親さんがお出でなすったら篤り御相談申して、誰と言ッて宛もないけれども相応なのが有ッたら一人授けたいもん