Japanische Klassiker mit Furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Lesen Sie 牛をつないだ椿の木 (かわ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 75.647 Zeichen · 155 Bildschirme
においをかいで、酒ずきの百姓や、年よりがあつまってきました。村のはずれに住んでいる、おトキばあさんまでやってきたところを見ると、おりのにおいは、五町も流れていったにちがいありません。
みんながあつまってきたとき、和太郎さんは車のまわりをうろうろしていました。
「こりゃ、おれの罪じゃない。おりというやつは、ゆすられるとふえるもんだ。牛車でごとごとゆすられてくるうちに、ふえたんだ。それに、このぬくとい陽気だから、よけいふえたんだ」
と和太郎さんは、旦那にするいいわけを、村の人びとにむかっていいました。
「そうだ、そうだ」
と人びとはあいづちをうちながら、道にたまった、たくさんのおりをながめて、のどをならしました。
「さて、こりゃ、どうしたものぞい。ほっときゃ土がすってしまうが」
と、年とった百姓がわらすべをおりにひたしては、しゃぶりながらいいました。
ほんとに、ほっとけば土がすってしまう、とみんなが思いました。そのとき和太郎さんがいいことを思いついたのでした。
和太郎さんは、牛をくびきからはなしました。そして、こぼれたおりのところにつれていきました。
「そら、なめろ」