Japanische Klassiker mit Furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Lesen Sie 牛をつないだ椿の木 (かわ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 75.647 Zeichen · 155 Bildschirme
どこでどうして、この籠をのせられたのか和太郎さんはいくら思い出してみようとしても、むだ骨おりでありました。てんでおぼえがなかったのです。
「天からさずかったのじゃあるめえか」と亀徳さんがいいました。「和太さんが、日ごろから、子どもがほしい、女房はいらんが、といっていたのを天でおききとどけになって、さずけてくれたのじゃねえか」
和太郎さんは、亀徳さんがいいことをいってくれたので、うれしそうな顔をしました。
しかし次郎左エ門さんは、
「そんなりくつにあわぬ話が、いまどきあるもんじゃねえ。子どもには両親がなけりゃならん」
といいました。
また、芝田さんはひげをいじりながら、
「捨て子じゃろう。一ぺんあとから駐在所へつれてこい。調査書を書いて本署にとどけるから」
といいました。
その後、和太郎さんは、赤ん坊の親たちがあらわれるのを待っていましたが、ついに、そんな人はあらわれませんでした。
そこで、その子には和助という名をつけて、じぶんの子にしました。そして、一ぱいきげんのときにはいつもでも、
「おらが和助は、天からさずかりものだ。おらと牛がよっぱらった晩に、天からさずけてくださったのだ」