Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぎゅうしゃのにっき
牛舎の日記
伊藤 左千夫
Lesen Sie 牛舎の日記 (ぎゅうしゃのにっき) von 伊藤 左千夫 (いとうさちお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.637 Zeichen · 4 Bildschirme
十四日
十五日
十六日
夜明けて後男共は今暁の死犢を食料にせんことを請求してきた。全く或る故障より起った早産で母牛も壮健であるのだから食うても少しも差支はない。空しく埋めてしまうのは惜しいと云う理由であった。女達はしきりに気もちわるがってよせよせと云う。予は勿論有毒なものではあるまいから喰いたいならそちらへ持て往て喰えと命じた。やがて男共は料理して盛にやったらしかった。なかなかうまいです少々如何ですかと云って。一椀を予の所へ持て来たけれども。予は遂に一口を試むるの勇気もなかった
十四日 暖かであるから出産牛のあと消毒を行わせた。きょうは午后から鵞口瘡疫の事に就て。組合本部の役員会がある筈なれど差支える事があって往をやめた
十五日 朝根室分娩牡犢である。例に依て母牛に視せずして犢を遠く移した 母牛は壮健である。杉山発情午後交尾さした。アンヤ陰部より出血 十三日頃発情したのであるを見損じたのである。次回のさかりの時をあやまるなと男共及び妻に注意した
十六日 前夜より寺島の犢がしきりに鳴く。午后の乳搾る頃になりてますます鳴く。どうしたのじゃ飼の足らぬのじゃないかと云えば。飼は充分やってあるのです 又よく喰うのです。