Japanische Klassiker mit Furigana
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はくはつき
白髪鬼
江戸川 乱歩
Lesen Sie 白髪鬼 (はくはつき) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.046 Zeichen · 224 Bildschirme
見れば見る程愛らしい。アア、世の中にこんな美しく愛らしいものがあったのかしら。瑠璃子がそこにいると、近くの品物がみんな美しく、楽しく見えて来る程だ。
皆さん笑って下さい。結婚後しばらくすると、わしは瑠璃子を湯に入れてやるのが無上の楽しみとなった。わしは三助の様に、我が妻の美しい肌をこすってやった。桃色にゆだった、水蜜桃の皮の様にきめが細くて、眼にも見えぬ産毛の生えている、あれの肌から、モヤモヤと湯気の立つのを眺めるのが、わしは大好きであった。よれて出る垢までが、わしには、こよなく美しいものに見えた。
わしは、召使共の蔭口もかまわず、風呂の立つのを待ちかねる、痴漢となり果ててしまった。
わしがそんな風だものだから、瑠璃子の方でも、わし丈けには令夫人のよそ行きの作法を捨てて、なれ親しんだ。はては、熊使いの見世物師が、目くばせ一つで、荒熊を自由自在に動かす様に、彼女も目一つで、わしを意の如く動かすやり方を覚込んでしまった。
二人切の場合には、わしは瑠璃子の忠実極まる奴隷であった。どうすれば彼女が喜ぶかと、それのみに心を砕いた。
彼女は、何か嬉しいことがあると、