Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
部屋には、冬だというのに、あたたかな空気がほかほかとここちよくながれ、部屋にもろうかにも、ガス灯がいっぱいついていて、夜もまるで昼のようにあかるいのです。それに、すばらしいごちそうがでました。
ですから、せっかく用意してきた金あんどんや、ちょうちんなどは、はずかしくてだせません。また、たくさんの白米も、すっかりじゃまものになってしまいました。そこで、せわがかりの下役の男に、ただでもらってもらうというありさまでした。
シガー(たばこ)とシュガー(さとう)をまちがえて、たばこを買いにやったら、さとうを買ってきたというような、わらい話のようなしくじりもありましたが、もっとけっさくもうまれました。
ある夜、諭吉がホテルのろうかをあるいていくと、使節のけらいが、ろうかでしゃちこばって、ぼんぼりをもって番をしているではありませんか。なにごとかとおもってよくみると、使節の一人が、大便をしに便所にいったおともでした。便所の二つもあるドアはみなあけはなされ、そのおくでは、いまや一人の使節が、日本流に用をたしているのが、まる見えです。ろうかは、外国の男女がいききしているのですから、はずかしいったらありません。