Japanische Klassiker mit Furigana
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 226.715 Zeichen · 431 Bildschirme
、明後日とその翌日の、会のある晩と、二晩泊れば済むのであるが、ついでに歌舞伎座を見て帰りたいと云う希望があるので、或はそのためにもう一と晩泊るようになるかも知れないこと、等々を答えると、では歌舞伎座の切符もお取りして置きましょうか、と、直ぐそう云って、事に依ったら私たちもお供をさせて戴きますから、と云うのであった。
その明くる日は、巧い工合に大阪発の夜の寝台が取れたので、三人は一日じゅう支度に追われた。幸子と雪子は今日のうちにパアマネントを懸けなければと思いながら、井谷の美容院がなくなったとなると何処へ行ってよいか分らず、妙子が来たら彼女の知っている店と云うのへ案内して貰おうと心待ちにして、それにしてもこいさん今朝は遅いなあ、と云い云い朝を過してしまったが、そう云うことに手廻しのよい妙子は、ひとりでさっさと行って来たらしく、午後二時頃にちゃんと頭を拵えてやって来た。何やいな、あたし等も連れて行って貰おうと思うてたのんに、と云うと、東京で懸けたらええがな、帝国ホテルに美容院あるやろう、と、ケロリとした顔で云うので、ほんに、そうやったわな、と云うことになったが、それからぽつぽつ着換えの衣裳の詮議に取りかかり、大小二箇のスーツケースとボストンバッグに荷物を詰め、夕飯を済まして身拵えをすると、もう時間がキチキチで