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Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

―――云い出したら長いことになるけど、あたしだけやあれへん、雪子ちゃんにかて、昔からあの人ぐらいいろいろなことで迷惑かけてる人はあれへんやないの」

「あたしはどうもないけど、………」

「そんなことはあれへん。いつかの新聞の事件から始めて、どれぐらいあたし等は迷惑してるか。………雪子ちゃんの縁談かて、こない云うたら雪子ちゃんの気に触るかも知れんけど、どれぐらいこいさんのことが邪魔してるか。………その癖いつも味方になって庇うて上げてるのんに、人に一言の相談もせんと、あんな板倉みたいなもんとそんな約束してしもうて、………」

「貞之助兄さんには話したのん」

「ふん、どうにもあたし一人の胸に収めとく訳に行かんようになったよってに。………」

「そんなら、どない云やはるのん」

「僕は意見もないことはないけど、この事件には局外者でありたい、云やはるねん」

「何でやろ」

「僕にはこいさんの性格がよう分らん、………つまり、こいさんは信用出来んよってに、関係しとうない、云うとこやねんな。………けど、ここだけの話やけど、貞之助兄さんのほんまの考は、こいさんみたいな人は端から世話を焼かん方がええ、一人で突っ放して当人の思い通りに、板倉と結婚したいのんやったらそれもええやろうし、どうなと好きなようにさせたらええ、あの人は一人でよう遣って行くよって