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Japanische Klassiker mit Furigana

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ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 細雪 (ささめゆき) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 194.628 Zeichen · 371 Bildschirme

Aozora Bunko

来なさい、なるべくならこいさんも、そういつ迄も附けて置かないで、お前が帰る時に連れて帰りなさい、と云うような意見に落ち着いた。で、今度は妙子を呼び出して、啓坊に打つかりはしないであろうか、と云うと、今のところ親兄弟の外には誰も来ていないし、誰にも知らしてないが、たとい容態がどうなるにしろ、奥畑の方へ知らす必要はないであろう、殊に啓坊に来られると、病人を興奮させるような結果にならないとも限らないから、うちが反対して、そんなことはさせないようにする、と云い、それよりも実は、中姉ちゃんに来て貰うように此方から頼もうかと思っていたのである、と云うのは、外科へ渡そうかどうしようかで未だに相談が纏まらないでごたごたしている、うちと妹とは外科医に委ねることを熱心に主張しているのであるが、親たちが煮え切らないので埒が明かない、中姉ちゃんが来て口添えをしてくれると助かるのだけれども、―――と云うのであった。

そんなら御飯を食べて直きに行くから、と、そう云って電話を切った幸子は、雪子と二人でいつもより早い昼食を取りながら、この際看護婦の口から妙子のことなどが世間へ洩れては宜しくないし、もう昨今では殆ど悦子の遊び相手をしているようなもので、何の用事もないのであるから、今日で「水戸ちゃん」