Japanische Klassiker mit Furigana
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きく
親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選
山川 方夫
Lesen Sie 親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選 (きく) von 山川 方夫 (やまかわまさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.486 Zeichen · 144 Bildschirme
最後に、高等部三年A 吉田朝子と署名が入っていた。
ませてやがるな。思いながら、彼は奇妙な頬笑ましさと同時に、二人がひどく愛という言葉に拘泥しているのに、ちょっと意外なものをかんじていた。いまどき、こんなにも「愛」などという言葉を尊重し、必要とする若い男女がいるという事実に、なにか虚をつかれたような気分だった。
だが、いずれにせよ、高校三年というのだから、どうせ十七か八だろう。その娘が、なんとかかんとかいいながら、結局のところは父母なんかは「カンケイナイ」と無視して、好きな同じ年くらいの男と堂々とシケ込みに行くのだからリッパなもんだ。コワクテ、イタイノ、アイッテ、フフフ、か。おたがいのオヘソのことまで書いてやがる。たいしたタマじゃありませんか。
ぶらぶらと仕事の待つ局へと帰りながら、彼は、おれも二十七か、年をとったな、と思った。昨夜、うまいこと彼の気をさそってから、「先約」のベッドへと駈けて行った若い娘を思い出した。へんにいまいましいような気分で、まったくいまどきのハイ・ティーンなんてなにを考えているのかわからない。わけがわからねえや、と思った。