Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おやぎとわかぎ

親木と若木

小川 未明

Lesen Sie 親木と若木 (おやぎとわかぎ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.937 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

「いいえ、僕は、この垣根の外にある、やせて、かわいそうな、これでいいのだ。」

「なぜ、そんな元気のないのを持っていくんだい。枯れるかもしれないよ。」

「だいじょうぶだよ。」

「なかなか、花が咲かないぜ。」

「来年になったら、咲くかもしれない。」

勇二は、孝ちゃんが、不思議がるのを、自分は、かわいそうに思うところから、ていねいに、なるたけ根をたくさんつけるようにこいで、それを持って帰ると、自分の家の庭に植えたのであります。

「お母さん、山吹をもらってきて植えましたが、花が咲くでしょうか。」と、勇二は、お母さんにきいたのでありました。

お母さんは、勇二が、庭に植えた、山吹のところへ出て、見られました。

「まあ、この木は、日蔭に生えていたのだね、丹精しておやり。そうすれば、ここは、日もよく当たるから大きくなって、花が咲かないともかぎらないから。」といわれたのです。

勇二は、水をやったり、また、犬や、ねこが踏まないように、棒を立ててやったりしました。しかし、芽を出したときから、自然にいじめられてきた山吹は、ちょうど、人間でいえば不具者のように、なかなか伸びもしなければ、大きくもなりませんでした。