Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

たちあがるおおさか

起ち上る大阪

織田 作之助

Lesen Sie 起ち上る大阪 (たちあがるおおさか) von 織田 作之助 (おださくのすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.862 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

戦争済んだら、またここで喫茶店しまっさかい、忘れんと来とくなはれ」

実に朗かなものであった。「メリ助が怖うてシャツは着られまっかいな」というメリ助とは、メリケンのことであろう。メリケンが怖くてはメリヤスのシャツも着れないという意味の洒落にちがいないと、私はかねがね他アやんが洒落の名人であったことを想い出し、治に居て乱を忘れずとはこのことだと呟いているところへ、只今と帰って来たのは他アやんの細君であった。町会の事務所へ行って来た帰りだと細君は言い、そして、町会の事務所も町会長の家も焼けてしまったが、しかし町会長の梅本さん一家はやはり疎開しようとせず、近くの教会が半焼だったのを倖い、そこを仮の事務所として、その中で一家全部寝泊りしながら町会の事務を取ったり世話をしたりしているのだと説明したあと、

「梅本はんとこは、なんし町会長しやはる位だっさかい、お金は馬に食わすほど持ったはりますし、何もそんな不自由な目エしやはらんと、どこぞ田舎で家買いなはったら良かりそうなもんでっけど、責任があるいうて、一ぺんも家探しに行きはらんと、あないしてずっとあの中に頑張って、町会のことしたはりまんね。