Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
Lesen Sie 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 58.287 Zeichen · 119 Bildschirme
ですから、水はどんどんあふれ出して、大水のようにあたり一ぱいにひろがりました。王子とあとの二人は、その水の中をさがしまわりました。しかし魚はどこへいったものか、いくらさがしてもかげも見えません。火の目小僧はじれったがって、
「おいおいだめだよ、ぶくぶく。こんどはおれの番だ。」と言いました。ぶくぶくはしかたなしにいそいでからだをちぢめました。それと一しょに、水は一どにもとの泉へかえりました。
火の目小僧は、水がすっかりもとのところへ入ってしまうと、
「よし、来た。」と言いながら、大きく目をむいて、じいっと水の上をにらみつけました。すると二つの目からは、例のように長い焔がしゅうしゅうとび出しました。火の目小僧は、息をもつかないでいつまでもじいっとにらみつづけににらんでいました。
ですからしまいには、泉一ぱいの水が、その焔でぐらぐらとわきたって、ちょうど大釜のお湯がふきこぼれるように、土の上へふき上って来ました。そのうちに、小さな一ぴきの魚が、半煮えになって、ひょこりと、地面へはね上りました。魚はもうあつくて/\たまらないので、土にふれると、すぐにもとの王女になりました。