Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
「ふう。正※知(しょうへんち)のお徳(とく)は風のようにみんなの胸(むね)に充(み)ちる。あしたの朝はヒームキャの河(かわ)の岸(きし)までわしがお迎(むか)えに出よう。みなにそう伝(つた)えてくれ。お前は夜明の五時に参(まい)れ」
「かしこまりました」白髯(しろひげ)の大臣(だいじん)はよろこんで子供(こども)のように顔を赤くして王さまの前を退(さ)がりました。
次の夜明になりました。
王様(おうさま)は帳(とばり)の中で総理大臣(そうりだいじん)のしずかにはいって来る足音を聴(き)いてもう起(お)きあがっていられました。
「申(もう)し上げます。ただいまちょうど五時でございます」
「うん、わしはゆうべ一晩(ひとばん)ねむらなかった。けれども今朝(けさ)わしのからだは水晶(すいしょう)のようにさわやかだ。どうだろう、天気は」王さまは帳(とばり)を出てまっすぐに立たれました。
「大へんにいい天気でございます。修彌山(しゅみせん)の南側(みなみがわ)の瑠璃(るり)もまるですきとおるように見えます。こんな日如来正※知(にょらいしょうへんち)はどんなにお立派(りっぱ)に見えましょう」