Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

実にみんな、だまってため息ばかりつきながら、かわるがわる一生けん命みがいたのです。

もう夕方になりました。お父さんは、にわかに気がついたように立ちあがって、

「まあご飯を食べよう。今夜一晩油に漬けておいてみろ。それがいちばんいいという話だ」といいました。お母さんはびっくりして、

「まあ、ご飯のしたくを忘れていた。なんにもこさえてない。一昨日のすずらんの実と今朝の角パンだけをたべましょうか」と言いました。

「うんそれでいいさ」とお父さんがいいました。ホモイはため息をついて玉を函に入れてじっとそれを見つめました。

みんなは、だまってご飯をすましました。

お父さんは、

「どれ油を出してやるかな」と言いながら棚からかやの実の油の瓶をおろしました。

ホモイはそれを受けとって貝の火を入れた函に注ぎました。そしてあかりをけしてみんな早くからねてしまいました。

*

夜中にホモイは眼をさましました。

そしてこわごわ起きあがって、そっと枕もとの貝の火を見ました。貝の火は、油の中で魚の眼玉のように銀色に光っています。もう赤い火は燃えていませんでした。

ホモイは大声で泣き出しました。