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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

「王子さま、お早うございます」と申しました。

王子が口早にききました。

「お前さっきからここにいたのかい。何してたの」

大臣の子が答えました。

「お日さまを見ておりました。お日さまは霧がかからないと、まぶしくて見られません」

「うん。お日様は霧がかかると、銀の鏡のようだね」

「はい、また、大きな蛋白石の盤のようでございます」

「うん。そうだね。僕はあんな大きな蛋白石があるよ。けれどもあんなに光りはしないよ。僕はこんど、もっといいのをさがしに行くんだ。お前もいっしょに行かないか」

大臣の子はすこしもじもじしました。

王子はまたすぐ大臣の子にたずねました。

「ね、おい。僕のもってるルビーの壺やなんかより、もっといい宝石は、どっちへ行ったらあるだろうね」

大臣の子が申しました。

「虹の脚もとにルビーの絵の具皿があるそうです」

王子が口早に言いました。

「おい、取りに行こうか。行こう」

「今すぐでございますか」

「うん。しかし、ルビーよりは金剛石の方がいいよ。僕黄色な金剛石のいいのを持ってるよ。そして今度はもっといいのを取って来るんだよ。ね、金剛石はどこにあるだろうね」

大臣の子が首をまげて少し考えてから申しました。