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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

そしてまったくその振り子の音のたえまを遠くの遠くの野原のはてから、かすかなかすかな旋律が糸のように流れて来るのでした。

「新世界交響楽だわ」向こうの席の姉がひとりごとのようにこっちを見ながらそっと言いました。

全くもう車の中ではあの黒服の丈高い青年も誰もみんなやさしい夢を見ているのでした。

(こんなしずかないいとこで僕はどうしてもっと愉快になれないだろう。どうしてこんなにひとりさびしいのだろう。けれどもカムパネルラなんかあんまりひどい、僕といっしょに汽車に乗っていながら、まるであんな女の子とばかり談しているんだもの。僕はほんとうにつらい)

ジョバンニはまた手で顔を半分かくすようにして向こうの窓のそとを見つめていました。

すきとおった硝子のような笛が鳴って汽車はしずかに動きだし、カムパネルラもさびしそうに星めぐりの口笛を吹きました。

「ええ、ええ、もうこの辺はひどい高原ですから」

うしろの方で誰かとしよりらしい人の、いま眼がさめたというふうではきはき談している声がしました。

「とうもろこしだって棒で二尺も孔をあけておいてそこへ播かないとはえないんです」

「そうですか。