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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

川まではよほどありましょうかねえ」

「ええ、ええ、河までは二千尺から六千尺あります。もうまるでひどい峡谷になっているんです」

そうそうここはコロラドの高原じゃなかったろうか、ジョバンニは思わずそう思いました。

あの姉は弟を自分の胸によりかからせて睡らせながら黒い瞳をうっとりと遠くへ投げて何を見るでもなしに考え込んでいるのでしたし、カムパネルラはまださびしそうにひとり口笛を吹き、男の子はまるで絹で包んだ苹果のような顔いろをしてジョバンニの見る方を見ているのでした。

突然とうもろこしがなくなって巨きな黒い野原がいっぱいにひらけました。

新世界交響楽はいよいよはっきり地平線のはてから湧き、そのまっ黒な野原のなかを一人のインデアンが白い鳥の羽根を頭につけ、たくさんの石を腕と胸にかざり、小さな弓に矢をつがえていちもくさんに汽車を追って来るのでした。

「あら、インデアンですよ。インデアンですよ。おねえさまごらんなさい」

黒服の青年も眼をさましました。

ジョバンニもカムパネルラも立ちあがりました。

「走って来るわ、あら、走って来るわ。追いかけているんでしょう」

「いいえ、汽車を追ってるんじゃないんですよ。