Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
「ここでおりなけぁいけないのです」青年はきちっと口を結んで男の子を見おろしながら言いました。
「厭だい。僕もう少し汽車へ乗ってから行くんだい」
ジョバンニがこらえかねて言いました。
「僕たちといっしょに乗って行こう。僕たちどこまでだって行ける切符持ってるんだ」
「だけどあたしたち、もうここで降りなけぁいけないのよ。ここ天上へ行くとこなんだから」
女の子がさびしそうに言いました。
「天上へなんか行かなくたっていいじゃないか。ぼくたちここで天上よりももっといいとこをこさえなけぁいけないって僕の先生が言ったよ」
「だっておっ母さんも行ってらっしゃるし、それに神さまがおっしゃるんだわ」
「そんな神さまうその神さまだい」
「あなたの神さまうその神さまよ」
「そうじゃないよ」
「あなたの神さまってどんな神さまですか」青年は笑いながら言いました。
「ぼくほんとうはよく知りません。けれどもそんなんでなしに、ほんとうのたった一人の神さまです」
「ほんとうの神さまはもちろんたった一人です」
「ああ、そんなんでなしに、たったひとりのほんとうのほんとうの神さまです」
「だからそうじゃありませんか。