Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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じんちゅうにっし(いこう)

陣中日誌(遺稿)

山中 貞雄

Lesen Sie 陣中日誌(遺稿) (じんちゅうにっし(いこう)) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.092 Zeichen · 17 Bildschirme

Aozora Bunko

(日本映画監督協会 宛)

(井上金太郎 宛)

重いのでそう持って歩けません。水筒に一杯が精一パいです。砂糖をナメル事をオボエました。

南京へ着いて酒保が一日開かれたので、早速一本二十銭のヨーカン五本買ってペロリと平らげて、まだ食いたい気がします。

朝に駒形のドジョウを想い、夕べになるせの足を想う、いやもう、真とに食い気一方です。セツナシ!

小津ちゃんから手紙が来ました。元気で結構です。

内地の事は少しも分りません、早慶戦でKOが勝った事を一週間ばかり前に同盟通信のカメラマンに聞きました。

なるせに、水府たばこときせると番茶を送る様に仰言って下さい。お頼みします。

皆様によろしく

十二月二十二日

なるたき村へは手紙を出しません

連中によろしく仰言って下さい

(日本映画監督協会 宛)

賀正小津安二郎

南京で会ってお互いの無事を喜んでいます

一月十二日

悪運の強いのが生き残っとります

山中 貞雄

(井上金太郎 宛)

徐州攻撃続いて追撃戦、更に洪水の為各地を転々としてやっと落ちついたのが七月の半ば。そこで、やッと六ヶ月振りに郵便物到着。同時に僕野戦病院入り、いつかニュース映画で兵隊が褌一ツで川を渡るのがありましたね。