Japanische Klassiker mit Furigana
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ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lesen Sie 雑居家族 (ざっきょかぞく) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 140.106 Zeichen · 283 Bildschirme
」
浜子がさばさばとした調子なので、兵六さんまで気軽な返事が出てくる。
「それなのにさ、未成年だからって、お金みせてもやってくれないんだもん。」
「そういうもんかね。」
「いくらなんだって、うちの人にいうなんてはずかしいじゃないの。そのぐらいのはじ、知ってるのよわたしだって。」
「なるほど。」
「ねおじさん、おじさんにだってはずかしくないわけじゃないけどさ、栗本さんとこで恥さらすよりは、ましだと思ったの。なぜって、夏樹ちゃんがいるんだもん。おとなは平気だけどさ、やっぱりね。」
「そりゃあそうだ。」
「そこんところなのよ。助けてねおじさん。ほんとにわたし、生まれかわるつもりよ。きっと恩がえしするからさ、助けてね。」
たよられていることがいつのまにか兵六さんをいい気持にさせ、ぽんと左手で胸をたたきながら、
「夏樹ちゃんじゃないが、ガッテンショウチノスケだ。よし、引きうけたよ、親になりゃあいいんだろ。娘が夜道で暴行されたとかなんとかいって泣きつきゃあいいんだろ――」
「あらいやだ。暴行なんかうけないわよ。わたしその人、すきだったんだもん。」
「だれだね一たい。嫁さんにしてもらえん人かね。