Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lesen Sie 雑居家族 (ざっきょかぞく) von 壺井 栄 (つぼいさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 140.106 Zeichen · 283 Bildschirme
その所帯道具を途中で買って、忘れていったんだよきっと。そう思わない。」
文吉に意見を求めると、
「そうだ、ろうな。今日のところはそういうことで安心さしてもらおうや。この上おまわりさんまできて、ひきずり回されるなんて、もうごめんだよ。」
ふと気がつくと、夏樹がしくしく泣いている。
夏樹は動てんしたのだ。ヒミツカにピストルをかくしたことだけでも相当気がとがめていたのに、話はだんだんこぐらかってどろぼう問題となり、はてはおまわりさんのことまでがとび出してみると、こわくなったのだ。といって、どこから話をほぐしていっていいのか、見当もつかない。
「どうしたの。ね、いってごらん。」
安江になだめられると、彼の泣声は大きくなり、
「だって、おこるんだもん。」
「おこらないわよ。おこらないからいってごらん。」
「おこるウ おこるウ こわい顔してるんだもん。」
彼はちらりと音枝をみた。音枝はそれで思い出し、
「あ、ヒミツカでしょう。なにかかくしたな。泣くとこみると、よっぽどわるいことね。みてくるから。」
「いやだア ぼくがとってくるウ。」
夏樹は地だんだをふんで泣いた。
「じゃあ、おかあちゃんがついてってあげるね。